「副業で月5万円」ってよく見かけるけど、あれって本当にみんな達成してるの――そんな疑問、一度は持ったことがあるのではないでしょうか。
副業を始めたばかりの人、あるいはこれから始めようとしている人にとって、自分の収入(または目標)が世間と比べて多いのか少ないのか、意外とわからないものです。SNSでは「月30万円達成」のような目立つ投稿ばかり流れてくるので、なおさら基準が見えにくくなります。
この記事は、副業を始めたばかりで自分の収入水準がわからない人、これから始めるにあたって現実的な目標を知りたい人に向けて、doda・レバテックフリーランスなどの企業調査データをもとに、副業の平均収入・月収相場を整理します。読み終える頃には、「自分はどのラインを目指せばよさそうか」がイメージできているはずです。
なお、副業をめぐる実態については財務省も資料をまとめているほど社会的な関心が高まっているテーマです。この記事では収入の実態を扱いますが、確定申告や税金の話は別カテゴリー(副業の管理)で詳しく解説しているので、ここでは触れません。
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副業の平均月収はどれくらい?データで見る相場感
注意
ここでの金額は「平均値」です。稼げる金額を保証するものではなく、作業時間やスキルによって個人差が大きい点に注意してください。
副業をしている人の平均月収(全体)
結論から言うと、副業だけで大きく稼げている人はまだ多数派ではありません。レバテックフリーランスの調査によると、副業をしている人の平均月収は65,093円というデータが出ています。
これを見て「思ったより少ない」と感じた人もいるかもしれません。私自身、副業を始めた当初はもっと稼げるものだと勝手にイメージしていたので、最初の数か月は月2万円にも届かず正直がっかりしたのを覚えています。
でも冷静に考えると、これは平均値です。副業を始めたばかりの人、月に数時間しか作業していない人も含まれた数字なので、本業と同じレベルの稼ぎを最初から期待するのは無理があるというのが実感としてわかってきました。
JILPT(労働政策研究・研修機構)が2024年7月に公表した「副業者の就労に関する調査」でも、副業に充てられる時間や本業でのキャリア・スキルが副業の実態に影響することが示されています。この調査は副業者の就労実態全般を扱ったもので、月収の年代別内訳を示したものではないため、本記事では傾向の裏付けとしてのみ参照しています。単価を上げたいなら、まずは自分の得意分野や使える時間を棚卸しするところから始めるのが現実的です。
副業をしている人はどれくらいいる?実施率のデータ
「そもそも副業してる人ってどれくらいいるの」という疑問にもデータで答えておきます。doda調査では、20代で9.4%、30代で9.6%、40代以上で7.5%の会社員が副業をしていると回答しています。
つまり、会社員全体で見ると副業実施率は1割前後。「みんなやっている」というイメージほど多数派ではなく、この数値は調査対象・調査時期によって変動するため、あくまで参考値として捉えてください。
また同調査では、勤務先が副業を「認めている」と回答した割合は27.5%(前回調査比+2.2ポイント)でした。副業を後押しする環境は少しずつ広がっているようですが、まだ会社によって差が大きいのが実情です。
自分の勤務先が副業を認めているか不安な人は、収入の話に進む前に、まず就業規則を確認しておくことをおすすめします。ここを飛ばして始めてしまい、後から気まずい思いをした知人の話も聞いたことがあります。
月10万円は現実的?達成率の実態
月10万円到達までのリアルな体感を見る
私の周りで副業をしている人を見ていても、月10万円に到達するまでには半年〜1年ほど、実績や専門ジャンルを積み上げてから、というケースが多い印象です。
最初の数か月は月数千円〜数万円でも、そこから右肩上がりに伸ばしていくイメージを持っておくと、途中で挫折しにくくなります。
「副業で月10万円」を目標にする記事はよく見かけますが、実際に到達している人はどれくらいいるのでしょうか。
複数の副業メディアの調査を横断的に見ると、月10万円以上を稼いでいる副業者の割合はおおむね10〜15%程度という報告が多く見られます。この数値は調査元により幅があり、母集団(調査対象者の属性)によっても変わるため、単一の「正解」の数字として捉えないようにしてください。
月10万円は「達成できたら十分すごい」ラインであって、初月から狙う目標ではないというのが、複数のデータを見比べたうえでの私の受け止め方です。

収入は人によって差があるから、まずは自分に合った目標から考えようね。
収入を伸ばすためにできること
ポイント
未経験の分野で高単価を狙うより、今の仕事で培った知識・得意なことを軸に副業を選ぶほうが、収入が伸びやすい傾向があります。
平均月収や実施率のデータを見てわかるのは、副業収入は「時間の投下量」と「スキルの専門性」に大きく左右されるということです。
まず時間の投下量について。副業を始めたばかりの頃は、週に数時間しか作業できないという人がほとんどだと思います。ここを無理に増やそうとすると本業や生活とのバランスが崩れるので、まずは今のペースで続けられる範囲から始めるのが現実的です。
次にスキルの専門性について。JILPTの調査でも触れられているとおり、本業で培った知識・スキルを副業に持ち込めるかどうかが、単価の差につながりやすいと考えられます。未経験の分野からいきなり高単価を狙うより、自分がすでに詳しいテーマ・得意なことを軸に副業を選ぶほうが、収入の伸びが早い傾向があると感じています。
具体的な職種別の収入相場(ライティング・デザイン・動画編集など)については、別記事で詳しく比較しているので、そちらもあわせて確認してみてください。
案件を探す最初の一歩としては、クラウドソーシングサービスに登録し、自分のスキルに合う案件を眺めてみるところから始めるのがおすすめです。実際にどんな案件があるか、単価がどれくらいかを見るだけでも、目標設定の解像度がぐっと上がります。
まとめ:今日からできる最初の一歩
副業の平均月収は65,093円(レバテックフリーランス調査)というのが、ひとつの目安です。月10万円は到達できたら十分立派なラインであり、最初から狙う数字ではありません。
今日からできることとしては、①自分の勤務先が副業を認めているか就業規則を確認する、②今の生活で無理なく続けられる作業時間を洗い出す、③得意なテーマ・スキルを軸に副業の方向性を1つ絞ってみる。この3つから始めてみてください。
収入を大きく伸ばしたくなったら、職種別の単価相場やクラウドソーシングサービスごとの違いを比較した記事もあわせて読んでみると、次の一歩が見えてくるはずです。
出典一覧
- 副業をしている会社員の割合は? 副業の実態調査【最新版】 | doda
- No.245 2024年7月 副業者の就労に関する調査 | JILPT
- 副業の実態把握 | 財務省
- 【2025年最新調査】副業の平均収入とジャンル別収入ランキング | poten
- 副業の平均月収は65,093円!? | レバテックフリーランス
%%月10万円到達率(10〜15%程度)は複数の副業メディアの記述を横断的に参照した参考値であり、単一の公的統計として確認できたものではない点にご留意ください。%%


副業の収入って、周りがどれくらい稼いでるのか気になるよね。今日は公的な調査データをもとに、リアルな相場を一緒に見ていこう。